「台湾で働く・生活する」パソナ台湾社員インタビュー 第二彈
2024-05-02
今回は、パソナ台湾で働く村上詩織さんのインタビューをお届けします。村上さんは、大学で中国語を勉強、台湾旅をするうちに台湾が好きになり、ワーキングホリデーでの語学留学を経て現在正社員としてパソナ台湾で働いています。現在は仕事と子育てに忙しい毎日ですが、そんな村上さんに台湾に来たきっかけや語学留学時代に住んでいた台中の魅力、今の仕事について話を聞きました。
2018年9月 ワーキングホリデーで来台
2022年1月 パソナ台湾入社
Q.台湾に来たきっかけは?
A.大学が中国文学専攻で中国語も学んだのですが、当時は習得するには至らず、ずっと中国語を学びたいと思っていました。旅行会社に就職したことをきっかけに、台湾旅行をお客様に紹介する機会が増え、自分でももっと台湾を知りたいと、台湾に旅行に来るようになりました。何度も訪問するうちに、台湾のグルメや人の温かさに魅了されてしまい、29歳の時にワーキングホリデーで台湾に来ました。
Q.旅行をきっかけに台湾で働きたいと思う方は多いですよね。どんな旅行をしていたのでしょうか。
A.一人で5回ほど来たのですが、おいしいものが多いので食べ歩きをしていました。西門の麺線はお気に入りで台湾に来るたびに通っていました。ここは日本人の方にも人気ですよね。
Q.ワーキングホリデー期間はどんな生活でしたか?
A.生活費と学費が安い台中を選びました。最初は語学学校に通い、半年過ぎたころから韓国料理屋さんでアルバイトをしました。週末はオートバイで遠出をして彰化(台湾中西部の県)まで行ったり、台中市内の勤美エリアを散策したり、有名な逢甲夜市を楽しんだり。景勝地として有名な高美湿地にも行きました。台中は台北に比べて晴天率が高いので、過ごしやすい毎日でした。雨が降らない分、空気の質が悪いのが少々難点でしたが。
Q.中国語の勉強は順調でしたか?どれくらいで「できるようになった」と感じましたか?
A.大学で勉強していたので多少はできるだろうという自負があったのですが、語学学校で最初に振り分けられたクラスが一番下のクラスでした(笑)。本当に基本的なピンインからスタートしたのですが、今思えばそれがよかったです。台湾の発音の仕方を基礎からしっかり学ぶことができました。できるようになったと感じるようになったのは、半年…いえ9か月目くらいからです。台湾に来てから半年後くらいからアルバイトを始めたのですが、アルバイトをして3か月くらいで、お客さんといろいろ話ができるようになった実感があります。授業で言うと3か月のタームを3回終了したタイミングですね。
Q.パソナ台湾に就職した経緯は?
A.ワーキングホリデー終了後も台湾に残りたくて、台中で仕事を探しました。当時パソナ台湾にも登録をして仕事探しをサポートしてもらいましたが、台中で日本人の募集がなかなかなく、運よくウェブサイト経由で見つけた台湾系の貿易会社で2年ほど労働許可をもらって勤務しました。その後ここを辞めることになり、台中にこだわらず台北にも仕事の幅を広げようと思い、再度パソナ台湾に相談したところ、たまたま欠員があり、そのまま採用してもらいました。
Q.入社後のお仕事について教えてください。
A.入社した直後は日本人の皆様へのお仕事紹介を主に担当していましたが、入社後すぐの期間、ビギナーズラック的な大きな成約があったのですが、その後立て続けにブレーキがかかるような出来事があり、それ以降スランプに陥ることもありました。その後、業界などの知識を身につけることはもちろん、それを成約につなげていくまでのコツをつかむのに苦労しました。
Q.仕事とプライベートのバランスはいかがですか?
昨年結婚、出産と自分にとって本当に大きな変化があり、いまは仕事と家族の両立を頑張っています。
台湾の産休は約2か月間と、日本に比べると驚くほど短いのですが、家族や託児所のサポートはもちろん、フレックス勤務を利用して17時には退社し子供を迎えに行くなど、バランスの取れた生活をしています。イベント等イレギュラー対応の際は別ですが、基本的には土日祝日もしっかり休み、家族との時間を作っています。
Q.これからの目標を教えてください。
A.今は中国語での業務に不便を感じることはないですが、まだまだブラッシュアップしていきたいです。日本語のできる台湾人の同僚とも積極的に中国語で話すなど、努力を重ねて通訳ができるくらいのレベルにはなりたいと思っています。また産休復帰後に部署異動となり、人材紹介だけではなく人事労務コンサルティングの業務にも関わっていますので、もっと専門知識を増やし、お客様に信頼してもらえるような営業·コンサルタントに成長したいです。
Q.台湾で仕事を探している日本人の皆様に一言お願いします。
A.台湾は日本語ができる台湾の方が多いので、日本人就職のチャンスは多くはありません。でも台湾に残りたいという気持ちを持ち続け、小さなチャンスでも見逃さずつかんでいただくことで、次の縁につながっていくと信じています。いずれにしても日本人の台湾就職の重要ポイントは中国語スキルです。日々の生活の中で是非中国語力を高めていただきたいです。
ワーキングホリデーからスタートし、就職だけでなくプライベートも充実する村上さんからの言葉には説得力がありますね。是非参考にしていただけたらと思います。読んでいただきありがとうございました。
<一日のスケジュール例>
05:00 起床。子供の世話
06:45 出勤(バス➡MRT➡バスで1時間)
07:45 会社に到着。席で朝ご飯タイム
08:00 毎朝配信の記事作成、メールチェック
09:00 部門朝礼。担当プロジェクトの報告
10:00 お客様(企業)とのオンライン会議にて求人ヒアリング
11:00 ヒアリング内容のまとめおよび社内共有
12:00 会社近くでお弁当を買い、同僚と小部屋でランチ休憩
13:00 体操タイム
13:30 人材の方との面談調整業務
15:00 担当プロジェクトの社内会議
16:00 社内会議資料作成
17:00~17:30 退社
19:00 買い物&託児所へ子供お迎えを終え帰宅。
20:00 子供のお世話、Youtube鑑賞
23:00 就寝。子供が起きればお世話